「妊娠高血圧症候群」と診断され、入院となった妊娠後期

妊娠後期 体験談

安静状態だった妊娠中期が終わり、参加できなかった産院の母親学級に参加し始めたときのこと。

血圧が高い日が増えていきました。

あとは産休に入り、ゆっくりとした気持ちで陣痛を待つだけ…!と思っていたのですが…

妊娠後期になり血圧上昇…

私は元々血圧が高い方ではなく標準で、健康診断でも指摘されたことは一度もありませんでした。

しかし、検診のたびに血圧が高くなっていったのです。

平均して110/80だった血圧が、1番高い時には180/100まで上昇してしまいました。

検診時の血圧測定は、2~3度計り直すようになっていきました。

突然の入院

「血圧が高い」状態が続いたある日の検診で。

「体重も増えすぎだし、血圧もすごく高いから管理入院しましょうね」と突然言われました。

(体重は妊娠当初と比べ、10キロほど増加していました…涙)

私「いつからですか?」

先生「え?これから」

私「え?このまま入院ですか?」

先生「うん」

私「ちょっとまだやることが少しあって…」

(このとき35週で産休に入っていなかったので、いろいろと連絡しないとでした)

先生「うーん、じゃあ今日の夕方までに荷物持って入院ね」

私「…はい…」

先生「入院中なんだけど、低カロリー食・減塩食で様子見ます。妊娠高血圧症候群ということになりますので、血圧の状態も1日何回かチェックしていきます」

ということで、このとき初めて妊娠高血圧症候群という診断をされ、35週での予想外の入院となるのでした。。。

想像と違いすぎる…!

この頃、バースプランを助産師さんに提出したりて自分の出産をいろいろ想像していました。

産休に入って、赤ちゃんのものを準備したりしてゆったりした気持ちで陣痛を待って~って考えてたのに!!!

陣痛が起こったら焦らず、夫に連絡してーとか、おなかに「もうすぐ会えるね!」なんて話しかけたりして(笑)とか想像してたのに…想像で終わりました(笑)

入院中の生活

人生で初めての入院と言うこともあり、不安しかありませんでした。

結婚してから、夫と離れるのも初めてで家のことも心配でした。

入院中は、降圧剤を内服し、食事管理が続きましたが、減量には成功したものの肝心の血圧は横ばい状態。

遂には、24時間点滴が2本になり自由にシャワーも浴びることができず、テレビ・スマホ・タブレット禁止!の安静状態。

夜のバイタルチェックで血圧が高いと、唯一の楽しみのテレビも強制的に消され、「もう寝ましょう」と言われてしまいました。

入院生活は本当に暇すぎて、隠れて携帯を見ていたら、私を心配して様子を見に来てくれた担当の先生に見つかりこっぴどく叱られました。(泣)

テレビやスマホの光はよくないそうです。

後で知ったのですが、私と同じ「妊娠高血圧症候群」で入院された方で、ずっとアイマスクをして過ごしていたという方もいらっしゃいました。

状況が変わり、出産まで入院することに

入院が決まったときの説明では、1週間管理入院して状態がよくなれば退院ということで、期待していたのですが、担当の先生に、

「血圧が下がらないね。このまま出産まで入院しましょう。37週の正期産になったらすぐに促進剤使って出産という形にしようと思います」

と説明をされました。

「え?家に帰れないだと…?促進剤?」

私は元々不安症なのに、ますます不安が募るばかり。

バイタルチェックの度に、いろんな助産師さんに、

「出産は痛いですか?」「促進剤は点滴ですか?」「陣痛は痛いですか?」って聞きまくり、時間だけはたっぷりあるのでこっそりスマホで「出産 陣痛 痛み」「促進剤」で検索しまくりでした!(笑)

入院生活でやっておけばよかったこと

今思い返してみると、入院していた期間(出産前)にもっと色々できたんじゃないかと後悔しています。

テレビもスマホもない状態でできることはもっとあったんじゃないか、って。

もっと本を読んだり、資格の勉強をしたり、赤ちゃんに手作りのものを作ったり。

なかなか、日常でテレビもスマホもないことってないですよね。

産後がこんなに大変なら、この「入院している時間」を有効に活用したかったと今では思います。

このときの私と言えば、3回の食事だけが楽しみで、面会にきてくれる夫が持ってきてくれる小説や雑誌を読みあさり、早寝早起きしている毎日でした。

もしまた入院することがあれば、不安に駆られるだけでなく、この時間を有効に使いたいと切に思います!

本記事の内容は、筆者の体験によるものです。

1人のママの1つの意見として、参考までにお願いいたします。

すべての状況、すべての方に当てはまるものではありません。

必要に応じて、専門機関に相談する、医師の判断を仰ぐなど、ご自身の責任と判断によって適切な対応をお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました