妊娠中、「できれば母乳で育てたいな」というふわっとした考えでいました。
母乳で育てるのが当たり前?のような感じだったので、あまり深くは考えていませんでした。
しかし、出産後いろいろな考え方に直面します。
産まれてから約5か月間は、赤ちゃんは母乳、ミルクで育ちます。
母乳、それともミルクなのか混合か、私は授乳がうまくできずにすごく悩んだことでした。
私の授乳について
私は、母乳は出ましたがそんなに出がよくありませんでした。
授乳の練習をすればもっと出がよくなると言われたのですが、Babyが小さく産まれたため生まれてすぐはそこまで哺乳力が強くなかったこともあると助産師さんからは言われました。
なので、最初はミルクと搾乳した母乳の両方で授乳をしていました。
自宅に帰ってから授乳をたくさん練習したけど、なかなかうまくいかずに、搾乳+ミルクの混合でずっと過ごしました。
助産師さんに相談に行ったりもしたのですが、なかなか母乳育児がうまくいきませんでした。
母乳での授乳を連取しながら、搾乳+ミルクで育てていたのですが、ある日授乳(母乳)の練習をしていた時に、赤ちゃんが嫌がって仕方なかったことがあり、心が折れてしまいました。
日々、授乳練習→哺乳瓶の乳首に慣れてしまう
授乳の練習をするのですが、うま吸えないのでBabyが泣いて泣いて、なかなか練習がうまくいきませんでした。
”母乳の出が良くない→うまく吸えない→母乳の出が良くならない”という悪循環の中にいました。
哺乳瓶の乳首は、そんなに吸わなくても母乳よりも簡単に出るそうで、赤ちゃんも哺乳瓶の乳首になれてしまった、ということもあるそうです。(助産師さんから聞きました)
合う、合わないがある
検診で小児科に言ったときに、授乳がうまくいかないと相談したことがありました。
先生は、「ママのおっぱいと赤ちゃんの口が合う、合わないがあるから仕方ないですよ。哺乳動物でそういうのがあるのは人間だけなんです」と言われました。
今現在販売されているミルクは、母乳の栄養素に近いからお金はかかってしまうけど、ミルク育児でも十分だということも聞きました。
そこで、無理に母乳育児でなくてもいいのでは?と思うようになりました。
母乳育児でなくてはならい、という固定概念
母乳はママにも赤ちゃんにもたくさんいいことがあって、母乳が出るなら母乳が一番いいというお話を聞きました。
もちろん、それはわかっているのですがどうしてもうまくいきません。
母乳でなくてはいけない、そんな固定概念が自分の中にあったように感じます。
周りも母乳が当たり前?のように話す人の中にはいて、ミルクだといいにくい状況になったこともあります。
母乳にこだわらなくてもいい、と感じたこと
母乳が赤ちゃんにとってもママにとってももちろんいいことがたくさんあるのは、理解しています。
でも、母乳の量がそんなにでなかったら赤ちゃんの栄養も足りなくなってしまうので、ミルクを足すのは当然のこと。
産後ケアに行ったときのこと、完全母乳で育てているママと一緒だったのですが、その方も母乳の出があまりよくなかったけどミルクは足していなくて、赤ちゃんの体重が増えていなくて助産師さんにミルクを足してください、と言われていました。
母乳にこだわるあまりに、かえってそちらの方が怖いな、と感じる出来事でした。
完全ミルク育児でもちゃんと立派に育つ
私は身近に完全ミルクで育てているママと、その子供たちがいたので、完全ミルク育児に抵抗はありませんでした。
そのままに言われたのは、「大丈夫、母乳でなくてもうちの子たちみたいにちゃんと大きく育つから!」と言われてかなり気が楽になりました。
そのママは、母乳が出なくて1人目の入院中(産後)は本当に精神的にきつかったそうです。
私も入院中、同じ日に出産したままが完全母乳だったので焦ったのを覚えています。
産婦人科でビーンスターク雪印の方から説明がありましたが、母乳研究はかなり進んでいて、粉ミルクも母乳の栄養素とそんなに変わりないそうです。
ミルク育児のメリット
母乳にはたくさんのメリットがあるいわれますが、ミルク育児にもメリットはたくさんあるんです。
- ママ以外も授乳ができるので、家族が育児に参加しやすい
- 授乳を家族がやってくれると、ママに時間の余裕ができる
- 飲んだ量を細かく把握できる
- ママの食事や飲み物に気を使う必要がない
もちろん、ミルク代がかかってしまうというデメリットもあります。
ミルクでの授乳でも母性は育つ
母乳のメリットの一つに、「母性が育つ」や「愛情がはぐぐまれる」ということが良く上げられますが、もちろんミルクだって母性は育ちます。
哺乳瓶でミルクを飲んでいる姿はとてもかわいくて、いとおしく感じました。
たくさん飲んだ時は感動したり、あまり飲まなかったらすごく心配になったり…
ママが笑顔で育児することが一番!
初めての育児はとても余裕がなかったです。
今考えると、いつも余裕がなくイライラしていました。
夜も授乳は3時間ごと、とにかく「ゆっくり寝たい」と常々思っていました。
慣れない育児に家事もやる中ですごくギリギリな状態でした。
夫が休みの日は夜中授乳してくれて、ゆっくり寝ることができたり、それだけでとても楽に慣れたのを覚えています。
産後1か月は実母が手伝ってくれていたのですが、ミルクあげようか?と言ってくれて積極的に授乳をしてくれました。
授乳がうまくいかないと悩んでいるなら、ミルクに切り替えて笑顔で育児することが一番です。
本記事の内容は、筆者の体験によるものです。
1人のママの1つの意見として、参考までにお願いいたします。
すべての状況、すべての方に当てはまるものではありません。
必要に応じて、専門機関に相談する、医師の判断を仰ぐなど、ご自身の責任と判断によって適切な対応をお願いいたします。